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「ベストエフォートって何?!」通信契約でよく見る言葉、わかりやすく解説します
「最大1Gbps!高速通信で快適インターネット!」
そんな謳い文句でインターネットの契約をしようとしたとき、ふと小さく書いてあるこの一文。
「本サービスはベストエフォート型です」
……え?ベストエフォート?なんか英語でかっこいいけど、どういう意味?
ベストエフォートとは「できる限りがんばります」方式
「ベストエフォート」とは、直訳すると「最善の努力」。
インターネットの世界では、「最大限努力しますが、結果の保証はしません」という意味で使われます。
たとえば、
「このプランは最大1Gbpsの速度が出ます(が、その速度が必ず出るとは限りません)」
「状況によって遅くなることがありますが、それは仕様です」
つまり、「最高のスピードは目指すけど、出なかったらゴメンね」というスタイル。それが「ベストエフォート型」です。
対義語は「ギャランティ型(帯域保証型)」
ちなみに、逆の意味のサービスもあります。それが「帯域保証型」や「ギャランティ型」。
これは「契約したスピードは必ず出します!」というタイプ。主に企業向けの高額なサービスで、家庭用ではあまり見かけません。
ベストエフォートの例え話:高速道路に例えると…
ここで、ちょっとしたフィクション風の例え話を。
主人公のミキさんは、新しく引っ越したマンションでインターネット契約を検討中。
「このプラン、最大1Gbpsって書いてあるし、超速そう!」
でも、よく読むと「ベストエフォート型」の文字が。
営業マンが説明します。
「ミキさん、ベストエフォートって、高速道路に似てるんですよ」
「えっ?」
「“この高速道路は最高100km/hで走れます”ってあっても、
実際は混んでたり事故があったりしたら、30km/hしか出ないこともありますよね?」
「あ〜、たしかに」
「通信も同じで、回線が混雑してたらスピードが遅くなるんです。
でも、空いてるときはビュンビュン出る。それがベストエフォートです」
「なるほど…つまり、“最大スピード”は“いつもスピード”じゃないのね」
ベストエフォートあるある:夜になると遅くなる
実際に、ベストエフォート型でよくあるのがこの現象。
- 昼間は快適なのに、夜になるとネットが激重…
- 動画が止まる、ゲームがラグい、Zoomがカクカク
これは、多くの人が同時にネットを使って回線が混雑しているため。
ベストエフォート型では、この「混雑」がスピード低下に直結するのです。
まとめ:ベストエフォート=「結果は保証できない努力型」
- 最大○○Mbps=その速度が“必ず出る”わけではない
- ベストエフォート=「できる限り速くします」だけど保証はナシ
- 混雑時や時間帯によって、通信速度は変動する
- 速さ重視なら、混雑しにくい回線(光回線やIPv6対応)を選ぼう
ミキさんは結局、速度が安定しやすい「光回線+IPv6対応」のプランを選びました。
「速いのは嬉しいけど、“速いときだけ速い”じゃ意味ないもんね!」
……そう、ベストエフォートを知っていると、インターネット選びでガッカリしないで済みます。
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