著者:プロバイダー乗り換えアドバイザー、梅本清志

初めてのプロバイダー乗り換えの注意点5つ

プロバイダーを乗り換えするときには、いくつかの注意点に気をつける必要があります。

1.メールアドレスが使えなくなる
2.違約金が発生する場合がある
3.インターネットに接続できない期間ができる場合がある
4.モデムやルーターをレンタルしてる場合は返却しなければならない
5.遠隔操作によるプロバイダー乗り換えの勧誘

以上が注意したい点となります。

また補足として、回線工事が必要になる場合があります。

プロバイダーを乗り換える際には、いくつかの重要な注意点があります。まず、メールアドレスが使えなくなる可能性があります。

多くのプロバイダーは契約中のユーザーに独自のメールアドレスを提供していますが、契約終了とともにそのメールアドレスは使用できなくなる場合があります。

例えば、NTTドコモの「ドコモメール」やSoftBankの「Yahoo!メール(プロバイダー契約版)」が該当します。

このため、契約を終了する前に代替のメールアドレスを用意しておくことが重要です。そのため、重要な連絡先やサービスに登録しているメールアドレスを変更しておくことが必要です。

例えば、1. 現在使用中のメールアドレスに登録しているサービスの一覧を作成します。
2. 作成した一覧を基に、それぞれのアカウント設定画面を開きます。
3. 新しいメールアドレスを登録し、必要に応じて確認手続きを行います。

フリーメールサービス(例: Gmail や Yahoo!メールなど)を利用することで、プロバイダーの変更に左右されないメールアドレスを確保することも有効です。

また、重要なメールを新しいアドレスに転送設定しておくとスムーズです。

たとえば、新しいプロバイダーのメールアドレスや、フリーメールサービス(例: Gmail や Yahoo!メールなど)を利用することで、プロバイダー変更の影響を最小限に抑えることができます。

重要な通知や連絡先を見逃さないための手順として、早めに登録情報を更新することをおすすめします。

次に、違約金が発生する場合があります。例えば、契約期間内に解約した場合や、プロバイダーが提供するキャンペーンの適用条件を満たさなくなった場合に違約金が請求されることがあります。

また、割引料金が適用されていた場合、それが解約時に通常料金に戻されることもあります。

乗り換えを検討する際には、現在の契約条件や違約金の詳細を事前に確認し、不要なコストを避けるようにすることが大切です。

具体的には、契約中のプロバイダーの公式ウェブサイトやサポート窓口を利用して契約内容を確認し、違約金が発生する条件や金額を把握しましょう。

また、乗り換え先のプロバイダーが提供する違約金補助キャンペーンを活用することで、費用負担を軽減できる場合もあります。

これからプロバイダー乗り換えをやりたいと検討してる方はこれらの注意点に気を付けて行ってくださいね。

それではそれぞれをより詳しく説明していきます。

参考総務省:遠隔操作によるプロバイダー乗り換えの注意点

プロバイダー乗り換えの注意点1:メールアドレスが使えなくなる


プロバイダーを乗り換えすると、今まで使っていたプロバイダーのメールアドレスが使えなくなります。

これが困った問題です。メールアドレスが変わると、これまでやり取りしていた相手との連絡が途絶えてしまう可能性があります。

もし、もう連絡を取りたくない相手であれば問題ありませんが、これからも仲良くしたい友人や大切な人との連絡ができなくなってしまうのは、とても辛いことです。

普段のやり取りにメールを使っている場合は特に、相手に新しいメールアドレスを知らせておかないと、重要な連絡が届かなくなってしまうかもしれません。

そのため、プロバイダーを乗り換えする際には、事前に新しいメールアドレスを取得しておき、必要な人にはきちんと連絡しておくことが大切です。

対策

けど、安心して下さい。メールアドレスを残す方法があります。数百円が必要なんですけど、最小の契約をすれば、メールアドレスだけは残ります。これなら、これからも大切な方との連絡が取れますよね。

下記に別のメールアドレスを残す最小プランの一覧を載せておきますね。参考にしてみて下さい。

但し、Yahoo!BBの場合は、メールアドレスが残せません。その場合は、フリーメールのyahoo.co.jpを使うことになります。その事も考えて最初からフリーメールを使っておくってのも失敗しないためには必要かなって思います。

メールアドレスを残す最小プラン一覧

OCN光:バリュープラン 250円

So-net光:モバイルコース 200円

DTI光:Ubicプラン 200円

GMOとくとくBB:フレッツ・ISDN接続サービス 430円

BB.excite:BB.exciteメール 380円

BIGLOBE:ベーシックコース 200円

詳しくはこちらメールアドレスを残す方法とは

参考にしたサイト⇒https://saku10-hikari.com/internet/provider/email-address/

プロバイダー乗り換えの注意点2:違約金が発生する時がある


プロバイダーを乗り換えする際には、他にも気をつけたい点があります。

たとえば、今契約しているプロバイダーとの間に「〇年間の契約期間」という縛りがある場合、その期間内に解約すると違約金が発生することがあります。

この縛りは多くの場合、割引キャンペーンによるものです。契約を早く終わらせてしまうと、その約束を破ったことになり、結果として違約金を支払う羽目になります。

違約金は数万円ほどかかることが多く、思わぬ出費となることがあります。

また、キャンペーンでキャッシュバックを受けられる場合でも、そのお金が実際に戻ってくるまでには数ヶ月かかることがあります。

つまり、一時的にでも自腹を切ることになり、金銭的な負担を感じることもあります。

そのため、違約金を避けたいのであれば、多少縛りが嫌だと感じても、その期間は契約を続ける方が得策です。

〇年間の縛りがある場合は、その期間をしっかり守って利用するのが、最もリスクの少ない方法です。

縛りを解く方法としては、契約期間の満了後、翌月か翌々月に解約するのがベストです。

たとえば、2年間の契約があるなら、25ヶ月目か26ヶ月目に解約すれば違約金が発生しません。これを逃すと、また新たな縛りが生じることがあるので、タイミングは非常に重要です。

キャンペーンによって違約金が発生するケースの多くは、「〇ヶ月間割引」や「料金の割引」といったプロモーションが原因です。

違約金を避けたい場合は、こうした割引キャンペーンを利用しないという選択肢も考えられます。

ただし、多くのプロバイダーは契約時に自動的にキャンペーンを適用してくるため、完全に避けるのは難しいかもしれません。

そのため、割引キャンペーンを行っているプロバイダーを選ばないというのも一つの考え方として検討する価値があります。

プロバイダ名 違約金 縛り年数
OCNインターネット 戸建て:5,500円
マンション4,180円
2年
So-net光 なし なし
BIGLOBE光 戸建て:4,100円
マンション:3,000円
2年
nifty光 戸建て:4,840円
マンション:3,630円
2年
ソフトバンク光 11,000円 2年
DTI光 0円 なし
楽天ひかり 戸建て:5,280円
マンション:4,180円
2年
ドコモ光 戸建て:5,500円
マンション:4,180円
2年
auひかり 15,000円 3年

詳しくはこちら今まで契約していたプロバイダの解約

参考にしたサイト⇒https://www.soldi.jp/articles/internet_cancellation_penalty/

対策

プロバイダーを乗り換えする際に最も理想的なタイミングは、契約期間が満了を迎える月です。

たとえば、2年間の契約がある場合、その契約が終わるタイミングで解約や乗り換えを行うのがベストだとされています。

具体的には、契約が始まってから25ヶ月目に乗り換えするのが望ましいです。この時期に乗り換えを行うことで、違約金が発生しないため、余計な費用を払わずに済むからです。

契約期間が満了する前に解約してしまうと、違約金が発生してしまう可能性があるので、タイミングをしっかり見極めることが重要です。

多くのプロバイダーでは、契約期間が設定されており、2年や3年といった縛りがあります。

これらの縛りは、契約を続けることで割引を受けたり、特典を受け取ったりできるものですが、その期間内に解約すると違約金を請求されることがあります。

そのため、契約満了月にプロバイダーを乗り換えするのが理想的だと考えられています。

契約が満了する月に解約や乗り換えを行うと、違約金を払わなくて済むだけでなく、キャンペーンなどの特典をすべて受け取った状態で新しい契約に移行できます。

これにより、金銭的な負担を最小限に抑えることができます。

タイミングを見誤って契約期間中に解約してしまうと、割引などで得た分以上に違約金を支払うことになり、かえって損をしてしまうことがあります。

したがって、プロバイダーを乗り換えする際は、契約書に記載されている契約満了日や解約可能な月をしっかり確認し、そのタイミングで乗り換え手続きを行うことが、最も賢い選択です。

詳しくはこちら理想的なプロバイダー乗り換えのタイミング

プロバイダー乗り換えの注意点3:インターネットに接続できない期間ができることがある

プロバイダーを乗り換えする際には、前のプロバイダーとの契約を解約し、新しいプロバイダーの設定を行う必要があります。この過程において、一時的にインターネットに接続できない期間が生じる可能性があります。

乗り換えの手続きは、新しいプロバイダーへの申し込み、現在のプロバイダーとの解約手続き、新しいルーターやモデムの設定などが含まれます。

新しいプロバイダーが提供する機器を設置し、適切なネットワーク設定を行う必要がありますが、この作業には時間がかかることがあります。

また、ドメインネームサーバー(DNS)の設定を新しいプロバイダーのものに乗り換えする必要もあります。

解約手続きも一定の時間を要することがあります。前のプロバイダーとの契約を正式に解除し、そのプロバイダーのネットワークから切り離されるまでの間、インターネット接続が一時的に中断される可能性があります。

新しいプロバイダーの設定が整い、前のプロバイダーとの解約が完了すれば、インターネット接続が復旧します。

この過程は通常迅速に行われますが、状況によっては数時間から数日間にわたって接続が中断される可能性もあることを理解しておく必要があります。

プロバイダーの乗り換えは、より高速で信頼性のある接続を得るために重要な一歩ですが、その過程において一時的な接続の途絶を覚悟することが大切です。

新しいプロバイダーが提供するサービスを最大限に活用するためには、この一時的な期間に耐えることが求められます。

プロバイダー乗り換えの注意点4:モデムやルーターをレンタルしてる場合は返却しなければならない

プロバイダーを乗り換えする際には、以前ご利用いただいていたプロバイダーから提供されていたモデムやルーターを返却する必要があります。

この手続きは、新しいプロバイダーに切り替えるための大切なステップの一つです。

以前のプロバイダーからレンタルしていたモデムやルーターを返却する理由は、いくつかの重要なポイントがあります。

まず第一に、これらの機器は以前のプロバイダーのサービスに関連して提供されたものであり、新しいプロバイダーのサービスには直接関与しないからです。

新しいプロバイダーには、そのプロバイダーが提供する適切な機器を使用する必要があります。

また、モデムやルーターはプロバイダーから借り受けたものであり、一部のプロバイダーはこれらの機器に対して月額料金を請求しています。

乗り換えすることで以前のプロバイダーとの契約が解除されますが、その際にはそのプロバイダーから提供された機器も返却しなければならない規定があることがあります。

返却手続きは、通常、新しいプロバイダーに申し込んだ際に具体的な案内が提供されます。

プロバイダーは返却の方法や場所について説明し、スムーズな返却手続きをサポートします。

これにより、以前のプロバイダーとの関係を適切に終了し、新しいプロバイダーのサービスを始める準備が整います。

総括すると、プロバイダーを乗り換えする際には、以前のプロバイダーから提供されたモデムやルーターを返却することが必要です。

これは新しいプロバイダーのサービスにスムーズに移行するための重要なステップであり、新しいプロバイダーが適切な機器を提供することを保証するための措置です。

プロバイダー乗り換えの注意点5:遠隔操作によるプロバイダー乗り換えの勧誘に注意

ある記事に書かれてたことですが、遠隔操作によるプロバイダー乗り換えの勧誘が増えてるそうで、かなりの苦情があるそうです。恐らくですが、勝手に遠隔操作によってプロバイダーを自社が勧誘してるプロバイダーに変えてしまうという恐ろしいことが起こってるのでしょう。

ただの勧誘ならいいのですが、こういった遠隔操作などというものがキーワードにあったら注意して下さい。間違っても遠隔操作をしてまでプロバイダーを乗り換えさせることはいたしません。

参考にしたサイト遠隔操作によるプロバイダ乗り換えの勧誘について/総務省

プロバイダー乗り換えの注意点<補足>:回線工事が必要な場合がある


プロバイダの乗り換えをするとなると、光回線の場合は一番のネックが回線工事ではないでしょうか? 同じフレッツ光なら今なら事務手続きをするだけで乗り換えが可能なのですが、他社光回線へ乗り換えとなると工事が必要になります。

回線工事をするのって、誰もが面倒だと考えてしまうところでしょう。それどころか、工事をするということは、自宅に余計な穴を開けられてしまうのではないかと不安に思ったりしてしまうこともあるかもしれません。

しかし、意外と光回線工事を体験してみると、それほど面倒でもなかったり、自宅に穴を開けずに自宅内へ光ファイバー線を引き込んでもらったりと、案外光回線工事はネックじゃなかったりします。

2019年7月1日より「事業者変更」の手続きをすると、例えばSo-net光からOCN光へなどの同じプロバイダ同士での乗り換えや、OCN光からドコモ光への乗り換えでも「事業者変更承認番号」を発行することで事務処理で乗り換えができてしまいます。

今、プロバイダを乗り換えしたい方も、フレッツ光へ戻したい方も、工事不要で乗り換えができるようになったので、不安は解消されたのではないでしょうか? この機会に乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。

プロバイダ乗り換えと言うとどうしても、回線工事が気になりますが、同じフレッツ光同士なら回線工事をする必要もなく乗り換えが可能なので、失敗しないためにはそのことも覚えておくと良いかと思います。

ただし、フレッツ光以外へ乗り換えをすると回線工事が必要になりますので、注意が必要です。下記にその際に必要な回線工事費の一覧を載せておきますね。参考にしてみてください。

光回線工事費一覧

フレッツ光:15,000円~18,000円

プロバイダーレーション:15,000円~18,000円

ドコモ光:15,000円~18,000円

auひかり:30,000円~37,500円

NURO光:40,000円

詳しくはこちら回線工事費はどう?

詳しくはこちらプロバイダーを変えたらすること

参考にしたサイト⇒https://selectra.jp/telecom/guides/saving-bill/internet/line-construction

【まとめ】プロバイダー乗り換えで快適なインターネットライフを!

プロバイダーを乗り換えることで、月々の料金が下がったり、通信速度が大幅に改善されたりする可能性があります。

ただし、スムーズな乗り換えを実現するためには、いくつかの注意点を押さえておくことが重要です。

まず注意すべきは、遠隔操作によるプロバイダー乗り換えの勧誘です。これは非常に悪質な手法で、知らないうちに契約を変更されてしまうリスクがあります。

こうした勧誘には決して応じず、自分で信頼できるプロバイダーを選ぶことをお勧めします。

また、契約内容をよく確認し、不必要なオプションを追加しないように注意してください。不必要なオプションが加わると、月額料金が予想以上に高額になることがあります。

メールアドレスの利用についても、乗り換え前に確認が必要です。

プロバイダー提供のメールアドレスは、契約終了とともに使用できなくなる場合があります。

フリーメールサービス(例: Gmail や Yahoo!メールなど)を活用して、プロバイダー変更の影響を最小限に抑えましょう。

さらに、通信速度を改善する方法も検討してみてください。最新の接続方式である「v6プラス」や「v6アルファ」などを利用することで、通信速度が向上する場合があります。

これらのオプションを契約時に確認し、自分に最適なサービスを選びましょう。

【プロバイダー乗り換えで得られるメリット】

月々のコスト削減

高速で安定した通信環境

必要のないオプションを見直すことで無駄を省く

“あなたのインターネット環境を見直すチャンスです!” プロバイダー乗り換えは、トラブルを避けつつ快適さを手に入れる第一歩です。

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