著者:梅本清志

プロバイダー乗り換えのデメリットは「工事費がかかる」こと

プロバイダーを乗り換える際、意外と見落とされがちなデメリットが「工事費」です。
光回線は回線設備を整えるための工事が必要なケースが多く、その費用が高額になることがあります。

例えば、光回線最大手のフレッツ光では、戸建て・マンション問わず通常の工事費が22,000円ほどかかります。
さらに高速回線で人気のNURO光になると、工事費は49,500円とさらに高額です。

多くのプロバイダーが「工事費実質無料」と宣伝していますが、実際には分割で支払い、同じ回線を一定期間利用することで実質的に相殺される仕組みです。
しかし、この実質無料には落とし穴があります。

詳しくはこちらプロバイダー乗り換えのデメリット

実質無料でも実際には支払いが発生するケース

「工事費実質無料」はあくまで毎月の割引によって工事費が相殺される仕組みです。
例えば工事費が36回分割で請求される場合、36カ月間は同じ回線を使い続ける必要があります。

つまり、

  • 途中で乗り換えると割引が消える
  • 割引の残額は自己負担になる
  • 結果的に工事費を全額払う可能性がある

というデメリットがあるのです。
「実質無料だから気軽に乗り換えられる」と思ってしまうと、予想外の出費に繋がる可能性があります。

工事費を払いたくないなら「工事不要の乗り換え」を狙うのが正解

工事費のデメリットを避ける最も確実な方法は、工事不要で乗り換えられる環境を作っておくことです。
実は、ある条件を満たすと、光回線の乗り換えで工事費が一切不要になります。

工事不要で乗り換えられる条件とは?

結論から言うと、フレッツ光を利用していれば、プロバイダー変更だけで乗り換えが可能です。
なぜなら、フレッツ光は「光コラボ」という仕組みを採用しており、回線そのものはNTTの光回線をそのまま利用できるからです。

例えば、

  • ドコモ光
  • So-net光
  • ビッグローブ光
  • OCN光
  • @nifty光

などはすべてフレッツ光回線を利用しています。このため、
同じフレッツ光系の回線同士の乗り換えであれば工事は不要です。

今フレッツ光以外なら、一度フレッツ光に乗り換えるのも手

もし、現在フレッツ光以外の回線(NURO光、eo光、auひかりなど)を使っている場合、一度フレッツ光に乗り換えてしまう選択肢もあります。

最初のフレッツ光の開通工事には22,000円が必要ですが、実際には多くのプロバイダーが工事費無料キャンペーンを実施しています。
このキャンペーンを利用すれば、初期工事費も0円にすることができます。

一度フレッツ光にしてしまえば、その後はフレッツ光を使った光コラボのどのプロバイダーへも自由に乗り換えでき、工事費は完全に不要になります。

フレッツ光にしておくメリットは大きい

工事費の負担を抑えたい人にとって、フレッツ光(光コラボ)は非常にメリットがあります。

  • どの光コラボへ乗り換えても工事不要
  • キャンペーンで初期工事費が無料になる
  • 解約時も撤去費が基本的にかからない
  • 乗り換えが楽なので、料金が高くなってもすぐに変更できる

特に、今後も料金が安いプロバイダーを探し続けたい人には、乗り換えコストを抑えられるフレッツ光は相性が抜群です。

まとめ:工事費のデメリットを理解し、工事不要の乗り換えを活用しよう

プロバイダー乗り換えの大きなデメリットは工事費が高額になることです。
フレッツ光で22,000円、NURO光では49,500円と非常に高いため、安易に乗り換えると大きな出費につながります。

しかし、フレッツ光系の回線を利用していれば工事不要で乗り換え可能という大きなメリットがあります。
もし現在フレッツ光以外を使っているなら、工事費無料キャンペーンを利用してフレッツ光へ移行しておくことで、今後の乗り換えが圧倒的に有利になります。

賢く乗り換えて、余計な出費を抑えつつ快適なネット環境を手に入れましょう。

プロバイダーを比較検討するならプロバイダー乗り換えこちらをご覧ください。