著者:梅本清志

プロバイダーを変えたのにネットが遅い?

「プロバイダーを乗り換えたのに、ネットが全然速くならない…」

そんな経験、ありませんか?

インターネット回線が遅いと、つい「プロバイダーが悪いんじゃないか?」と思いがちです。でも、必ずしもそうとは限りません。

インターネットが遅くなる原因は回線以外にも

実際には、以下のような要因が複雑に絡み合って、通信速度を遅くしていることがあります。

1. LANケーブルの規格が古い

Cat5などの古いケーブルでは最大100Mbpsしか出ません。Cat6以上のケーブルに交換しましょう。

2. ルーターの性能が低い

古いルーターは1Gbps対応していない場合があります。最新のIPv6対応ルーターへの交換がおすすめです。

3. 端末の性能や設定

パソコンやスマホ自体が古かったり、ネットワーク設定が最適化されていないと速度が出ません。

4. セキュリティソフトが影響している

一部のウイルス対策ソフトは通信速度に悪影響を与えることがあります。設定を見直してみましょう。

5. PPPoE接続のまま使っている

PPPoEは夜間の混雑に弱い接続方式です。IPoE(IPv6)方式への切り替えで改善するケースも多いです。

あるあるエピソード:原因はプロバイダーじゃなかった!

僕の友人・山田くん(仮名)は、ソフトバンク光からドコモ光に乗り換えました。

「これで夜もサクサク動画見れるぞ〜!」と喜んでいたのも束の間。

夜9時頃にYouTubeを開くと、まさかの「くるくる地獄(=読み込み中)」が続出。

「ドコモ光でも遅いなんて…どこもダメじゃん!」と怒っていました。

実は家の中がボトルネック

調べてみると、ルーターは10年前の古い機種。LANケーブルもCat5。さらにPPPoE接続のままでした。

IPoE対応ルーターに買い替え、Cat6aケーブルに交換し、接続方式をIPoEに切り替えた結果…

速度が一気に600Mbps以上に!

まとめ:原因は一つじゃない

ネットが遅いと感じたとき、「プロバイダーのせいだ!」と決めつけるのは早計かもしれません。

LANケーブルやルーター、端末性能、接続方式など、原因はさまざま。

一つひとつ確認していけば、意外と簡単にスピードアップできるかもしれません。

焦らず、順番にチェックしていくことが大切です。

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