著者:梅本清志

「インターネット無料」のマンション、実は落とし穴?

都内のマンションに引っ越してきたばかりの佐藤さん(28歳・会社員)は、賃貸契約時に「インターネット無料」の文字に惹かれて物件を即決。
家賃も予算内だし、通信費も浮くなんてラッキー!――そう思っていました。

ネット無料でも「プロバイダー」が選べない!?

引っ越し当日、管理会社から渡された紙には「当マンションは○○ネットワーク社のインターネットを無料でご利用いただけます」と書かれていました。
しかし佐藤さんは疑問に思いました。「あれ?プロバイダーって選べないの?速度とか大丈夫?」
実際、使い始めてすぐ、夜になると動画がカクカク、Web会議はフリーズの嵐…。

マンション無料ネットの「あるある」な落とし穴

  • 回線が「共用」なので、利用者が多い夜間は激遅に…
  • プロバイダーが指定されていて、選択肢がない
  • IPv6非対応で、混雑回避ができないことも
  • 有料オプションで結局追加費用がかかる

実際にYahoo!知恵袋でも、同様の悩みが多く見られます。例えばこちらの質問:
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10252545340
回答でも「速度が出ない」「プロバイダ変更不可」「仕事に支障が出た」といった声が寄せられています。

実話ベースのフィクション:佐藤さんのその後

どうしても仕事に支障が出た佐藤さんは、思い切って管理会社に相談。
「自分で別のプロバイダーと契約したいんですが…」と問い合わせたところ、「個別契約は禁止されています」との返答。
結局、月額4,000円のモバイルWi-Fiを別途契約する羽目に…。無料のはずが、結果的に高くついてしまったのです。

「インターネット無料」のマンションでチェックすべきポイント

  • どこのプロバイダーを使用しているか(評判や速度の口コミ)
  • IPv6対応かどうか
  • 個別契約が可能かどうか(回線が共用か専有か)
  • 利用者のレビューや実測データの有無

賃貸契約前に「通信品質」まで気にする人は意外と少ないですが、リモートワーク時代の今こそ超重要ポイントです。

まとめ:「無料」の裏には理由がある

「インターネット無料」という言葉には惹かれますが、実態をよく調べずに契約すると後悔することに。
特にプロバイダーが選べない物件では、速度や安定性に問題があってもどうにもできないケースが多いのです。

事前に口コミサイトや知恵袋、そして可能であれば「その物件に住んでいる人」に直接聞いてみるのが一番です。
インターネット環境は、快適な生活において“ライフライン”と言っても過言ではありません。

参考:Yahoo!知恵袋「マンションで無料のインターネットがある物件のプロバイダーについて」

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