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プロバイダー乗り換えのデメリット|Wi-Fi設定が面倒と感じる理由
プロバイダーを乗り換えると、インターネット料金が安くなったり、速度が改善したり、キャンペーン特典がもらえたりします。しかし、その一方で「Wi-Fiの再設定が面倒」というデメリットも存在します。特に初心者にとっては、ルーターのランプやSSID、パスワードなど専門用語が多く、どこから手をつければいいかわからないという声も多いです。
この記事では、そんな Wi-Fi設定が苦手な初心者でも「これならできる!」と思えるように、やさしく丁寧に手順を解説します。プロバイダー乗り換えで失敗しないための注意点や、手間を減らす裏ワザも紹介していきます。
Wi-Fi設定が面倒と言われる本当の理由
1. 専門用語が多くてわかりにくい
SSID、パスキー、ONU、ルーター、モデム、PPPoE…。これらはプロにとっては当たり前ですが、初心者にとっては「呪文のように見える」ものばかりです。
用語が理解できないまま説明書を見ても、理解が追いつかず挫折してしまうことがあります。
2. 機器が複数あって混乱する
光回線の場合は「ONU」と「ルーター」の2つが必要です。ONUは回線終端装置、ルーターはWi-Fi電波を飛ばす機械ですが、この2つの違いがわからず、どれを触ればいいのか迷う方が多くいます。
3. 過去に接続した機器(スマホ・PC)の再設定が必要
Wi-Fiルーターを新しいものに交換すると、スマホ・PC・ゲーム機など、すべて再接続が必要になります。接続台数が多いほど手間がかかり「もう嫌だ」と感じてしまう原因に。
初心者でも簡単にできるWi-Fi設定の手順
ここでは、誰でも迷わずできるよう「超わかりやすく」説明します。
ステップ1:ONU(回線終端装置)を確認する
回線業者(NTT・au・eoなど)から設置されている四角い機械がONUです。必ず電源が入り、ランプが点灯しているか確認しましょう。
ステップ2:Wi-FiルーターをONUに接続する
LANケーブルを使って、ONUとルーターを接続します。
差し込む場所は「WAN」と書かれたポート。これだけ覚えておけばOKです。
ステップ3:ルーターの電源を入れる
電源を入れ、2〜3分ほど待つとランプが安定します。
点滅していても、しばらくすると自動的に通信を開始します。
ステップ4:スマホ・PCをWi-Fiにつなぐ(初心者向けに超具体的に解説)
Wi-Fiにつなぐときに「Wi-Fiの接続画面を開く」とだけ書かれている説明が多いですが、初心者にとっては「どこ?どうやって?」と迷ってしまいます。ここではスマホ(iPhone・Android)とパソコン(Windows)の3種類について、画面操作をひとつずつ丁寧に説明します。
【スマホ編】iPhoneの場合
1. ホーム画面で「設定」のアプリをタップします。
2. 設定画面の上の方に「Wi-Fi」という項目があるのでタップします。
3. 「Wi-Fi」がオン(緑色)になっているか確認します。
4. 下に表示されているネットワーク一覧から、ルーターに書かれているSSID(例:Buffalo-XXXX)を選びます。
5. パスワード入力画面が出るので、ルーターの裏側に貼られた「KEY」「PASS」などと書かれた文字を入力します。
6. 正しく入力すると「✔ 接続済み」と表示されます。
【スマホ編】Android(Xperia、Galaxy、AQUOSなど)の場合
※メーカーによって表示が少し違いますが、基本は同じです。
1. 画面の上から下にスワイプして「クイック設定パネル」を開きます。
2. 「Wi-Fi」アイコンを長押しします。(短くタップしてもOK)
3. 「Wi-Fi設定」画面が開くので、Wi-Fiをオンにします。
4. ネットワーク一覧から、ルーターのSSID(例:TP-Link_XXXX )をタップします。
5. パスワード入力画面で、ルーターの裏にあるパスワードをそのまま入力します。
6. 「接続済み」と表示されれば成功です。
【パソコン編】Windows 10 / 11の場合
1. 画面右下(時計の近く)にある「Wi-Fiマーク」をクリックします。
※ 電波のようなアイコンです。
2. Wi-Fiのスイッチがオフなら「オン」に切り替えます。
3. 表示されたネットワーク一覧の中から、ルーターのSSID(例:NEC_Aterm_XXXX)をクリックします。
4. 「接続」をクリックします。
5. パスワード入力欄が出るので、ルーター本体に貼られているパスワード(PSK/KEY/PASSなど)を入力します。
6. 正しく入力すると、画面右下のWi-Fiアイコンに「接続済み」と表示されます。
【よくある初心者のつまづきポイント】
- SSIDが複数あり、どれを選べばいいのかわからない → 必ず「本体に書かれているSSID」と一致するものを選ぶ。
- パスワードが合わない → 1・I・l(アイ)、0・O(オー)などが間違えやすいので注意。
- 接続できない → ルーターの電源とLANケーブルの差し込み(WANポート)を再確認。
ここまで具体的に操作手順を書けば、スマホやPCに慣れていない人でも迷わずWi-Fi接続できるようになります。
ステップ5:パスワードを入力すれば完了
これだけでインターネットが使えるようになります。難しい設定は必要ありません。
初心者が失敗しやすいポイントと対処法
1. SSIDを間違えて選んでしまう
同じメーカーのルーターが近所にあると、似たSSIDが表示されます。
必ず「本体に書かれているSSID」と一致しているか確認しましょう。
2. パスワードの入力ミス
大文字・小文字・数字が混ざっているため、間違えやすいポイントです。
スマホで入力する際は「自動大文字補正」に注意してください。
3. ルーターの置き場所が悪くて電波が弱い
床に置くより、腰〜胸の高さに置く方が電波が強く届きます。
電子レンジや金属家具の近くに置くのは避けましょう。
Wi-Fi設定が苦手な人がやるべき3つの対策
対策1:プロバイダーの「訪問設定サービス」を利用
数千円かかりますが、設定が苦手な人ほど利用をおすすめします。
Wi-Fi設定からスマホ接続まで、すべてスタッフがやってくれます。
対策2:有名メーカーの簡単設定ルーターを選ぶ
バッファロー・NECなどはアプリで設定できるため、初心者でも安心です。
特に「WPSボタンでつなぐ」機能はとても便利です。
対策3:現在使っているルーターをそのまま利用する
プロバイダーを乗り換えても、ルーターは同じものを使えます。
SSIDやパスワードが変わらないので、接続し直す手間がありません。
まとめ|Wi-Fi設定は面倒でも、やり方を知れば簡単にできる
プロバイダー乗り換え後のWi-Fi設定は面倒に感じるかもしれませんが、基本的な手順さえ覚えれば初心者でもスムーズにできます。もし不安な場合は、訪問設定サービスや簡単設定ルーターを活用するだけで負担が大きく減ります。
プロバイダーを乗り換えるときは「Wi-Fiの設定が必要」という点を理解した上で、事前に準備しておくと、ストレスなく乗り換えが完了できます。
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