著者:梅本清志

「IPアドレス確認くん」でバレた?ネットの怖さを体験した話

「IPアドレス確認くん」という言葉、ネットを使っていれば一度は聞いたことがあるかもしれません。
でも、それって本当に個人情報がバレるような怖いツールなのでしょうか?

今回は、Yahoo!知恵袋の以下の質問をもとに、ネットあるあるなフィクションストーリーでご紹介します。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14106839429

ある女子大生の「IPバレ」事件

舞台は都内の大学に通う女子大生・ミカ(仮名)。

ミカには、ちょっとストーカー気質の元カレがいました。別れてからもLINEやSNSのメッセージが止まず、怖くなってすべてブロック。

しばらく平穏な日々が続いていたある日、彼女のインスタに謎のDMが。

「お前、IPアドレスから特定できるんだぞ」

え!?IPアドレス?何それ?住所とかバレるの!?

慌てて「IPアドレス確認くん」で調べたら、確かに都道府県レベルの情報が表示されてる…。

「もしかして、元カレにバレた…?」

ミカはすっかりパニック状態になって、Yahoo!知恵袋に相談したのでした。

「IPアドレス確認くん」って何?

「IPアドレス確認くん」は、アクセスした人のIPアドレスや地域情報(都道府県や市町村レベル)を表示してくれるサイトです。

でも、IPアドレスから個人の名前や住所を特定することは基本的にできません。
詳細な情報を開示してもらうには、警察や裁判所レベルの手続きが必要です。

つまり、一般人が「IPアドレス確認くん」で誰かを特定するのは不可能に近いのです。

IPで「バレた」と思ってしまう人の心理

ネットリテラシーが低いと、「IPアドレス」と聞いただけで「バレた!」と感じてしまう人が多いようです。

Yahoo!知恵袋のこの質問のように、不安で相談する人は意外とたくさんいます。

でも、実際にはIPだけで個人を特定できるケースはかなり稀で、プロバイダーなどに情報を照会できるのは、警察や裁判所に限られます。

ネットの怖さは「脅し文句」にある

今回のミカの元カレのように、「IPでバレたぞ」などと脅す人がいますが、ほとんどがハッタリです。

「IP」という言葉を使うだけで、相手が勝手に怖くなってしまう…それがネットの怖さの正体かもしれません。

まとめ:冷静に、でもリスク管理は忘れずに

  • IPアドレスから個人特定は基本できない
  • 「IPアドレス確認くん」は地域を知るだけのツール
  • 脅し文句には冷静に対応しよう
  • 不安ならセキュリティソフトやVPNを導入して対策を

ミカのように、不安になったら誰かに相談するのがいちばん。
ネット社会で生きていくなら、正しい知識とちょっとの冷静さがあなたを守ってくれます。

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