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プロバイダーを乗り換えるたびに光回線の工事は必要なのか?!
結論から言いますと、プロバイダーにもよります。
同じ「フレッツ光系」のプロバイダー同士であれば、基本的に光回線の工事は不要です。
しかし、フレッツ光系以外のプロバイダーへ乗り換える場合や、逆にフレッツ光系から独自回線(NURO光やauひかりなど)へ乗り換える場合は、新たに工事が必要になります。
フレッツ光系のプロバイダーなら工事不要で乗り換え可能!
フレッツ光系のプロバイダーとは、NTT東日本・NTT西日本の「フレッツ光」を回線として利用しているサービスのことを指します。
代表的な例としては、OCNインターネット・ドコモ光・ビッグローブ光・@nifty光・So-net光・DTI光などがあります。
これらはNTTのフレッツ光回線をベースにしているため、回線設備自体は共通です。
そのため、プロバイダーを変更しても配線や機器を変える必要がなく、工事を伴わない「事業者変更」または「転用」という手続きで乗り換えが完了します。
事業者変更と転用の違い
- 転用: 現在フレッツ光を利用している方が、同じ回線を使った光コラボ(ドコモ光・ビッグローブ光など)に乗り換えること。
- 事業者変更: すでに光コラボを利用している方が、別の光コラボ事業者へ乗り換えること。
どちらの場合も、回線設備は変わらないため工事不要でスムーズに乗り換えができます。
申し込み後は新しいプロバイダーから送られるルーターの設定を変更するだけで、すぐにインターネットが利用可能です。
工事が必要になるケース
一方で、以下のようなケースでは回線の仕組みそのものが異なるため、新たな工事が必要になります。
- フレッツ光系 → 独自回線(NURO光、auひかり、eo光など)への乗り換え
- 独自回線 → フレッツ光系への乗り換え
- 独自回線 → 別の独自回線への乗り換え
これらのケースでは、建物の外から光ファイバーを引き込む工事や、宅内のONU(回線終端装置)設置作業などが発生します。
そのため、工事費用(通常15,000円〜40,000円前後)がかかることが一般的です。
工事不要でも注意したいポイント
事業者変更や転用では工事が不要といっても、いくつか注意点があります。
- ルーターの再設定や交換が必要になる場合がある
- 旧プロバイダーの解約手続きが必要(自動で解約されない場合も)
- 契約期間の縛り(2年契約など)によっては違約金が発生することもある
- 光電話を利用している場合、番号が引き継げないケースもある
乗り換えの際は、必ず「事業者変更承諾番号」や「転用承諾番号」を取得し、新しいプロバイダーに伝える必要があります。
この番号の有効期限は通常15日間なので、早めに申し込みを進めましょう。
工事が必要な場合の流れ
もし工事が必要な乗り換えの場合でも、事前に準備をしておけばスムーズに進みます。以下が一般的な流れです。
- 新しいプロバイダーに申し込み
- 工事日を調整(1~2週間後が目安)
- 工事当日に立ち会い(1~2時間程度)
- 設定を行い、インターネット開通
マンションタイプの場合は、すでに共用設備が整っていることが多く、宅内工事のみで済むケースもあります。
戸建ての場合は、屋外からの引き込み工事が必要になることが一般的です。
まとめ:乗り換えのたびに工事が必要とは限らない!
プロバイダーを乗り換えるたびに必ず光回線の工事が必要というわけではありません。
ポイントは、「同じ回線を使っているかどうか」です。
- フレッツ光系 ⇄ フレッツ光系(光コラボ) → 工事不要(事業者変更・転用)
- フレッツ光系 ⇄ 独自回線(NURO光・auひかりなど) → 工事が必要
つまり、フレッツ光系で統一しておけば、乗り換え時の負担を最小限に抑えられるということです。
また、最近では乗り換え時のキャンペーンとして、工事費無料やキャッシュバックなどの特典も充実しています。
これからプロバイダーを見直す方は、「自分の回線タイプ」を確認した上で、
できるだけ同じ回線系の中で比較・検討するのがおすすめです。
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