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確認くんで見えるプロバイダは本当に正しい?
「確認くん」などのIPアドレス確認ツールを使うと、「あなたのプロバイダは〇〇です」と表示されます。しかし、実際に契約しているプロバイダと異なる名称が表示されて戸惑う人も少なくありません。結論から言えば、「確認くん」の情報はネットワーク経由の情報に基づいているため、契約情報とは異なることがあります。
プロバイダが違って見える理由とは?
IPアドレスは、通信経路上で最後に見えるプロバイダや中継業者を表すことがあります。そのため、たとえば「OCN」で契約していても、「NTT」や「NEC」などと表示されることがあります。これは、IPアドレスが属するAS(Autonomous System)によるもので、契約情報を直接反映するものではありません。
Wi-Fiで接続先が変わる?共有回線の落とし穴
特に注意したいのが、Wi-Fiで接続している場合です。マンションやアパートなどの集合住宅では、共有のインターネット回線を使っていることがあり、そのプロバイダ情報が表示されることがあります。また、家族が使っているスマートフォンのテザリングや、近隣のWi-Fiに誤って接続していた場合も、全く別のプロバイダが表示されることがあります。
VPNや企業ネットワークが影響する場合
会社のネットワークやVPNを使っていると、表示されるプロバイダはさらに変わります。これは、通信がVPNサーバーを経由するため、そこから外部に出るIPアドレスが表示されるためです。たとえば、日本からアクセスしていても、VPN経由でアメリカのサーバーに接続している場合、「米国のプロバイダ」と表示されることもあります。
回線を自分で選べないマンションタイプの実態
マンションのインターネット回線は、建物全体で1つのプロバイダに契約していることがあります。この場合、住人個人がプロバイダを自由に選ぶことはできず、「確認くん」で表示されるプロバイダも建物指定のものになります。表向きは「OCN」と契約しているように見えても、実際の接続元が別の業者経由というケースもあるのです。
参考:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10169646360
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