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光コラボのデメリットとは?熟成した今でも注意点あり
光コラボレーション(光コラボ)は、NTTのフレッツ光回線を利用して、さまざまな事業者が独自のサービスを提供する仕組みです。サービス開始当初はトラブルも多く、「やめておけ」といった声も少なくありませんでした。しかし現在では制度も改善され、選択肢として十分魅力的になっています。
とはいえ、光コラボにも明確なデメリットは存在します。実際に私も乗り換えを経験し、いくつかの落とし穴に直面しました。ここでは、その詳細と注意点を解説します。
光コラボの主なデメリット一覧
サービス選びが難しい
光コラボ事業者は数百社にのぼり、それぞれが異なる料金プランやオプションを提供しています。初心者には「どれを選べば良いのか分からない」と悩むケースも多く、比較サイトや専門家のアドバイスが必須です。
通信速度が安定しないことも
NTTの回線を複数の事業者が共有するため、夜間や休日など混雑する時間帯には通信速度が低下することがあります。特にIPv6に未対応の光コラボでは速度が落ちる傾向が強いです。
料金体系が分かりづらい
割引やキャンペーンが多彩に展開されている一方で、仕組みが複雑すぎて月額料金が分かりづらいという声もあります。オプション追加や割引適用条件の見落としで、結果的に高額請求になってしまうことも。
解約時に違約金が発生する場合がある
契約期間の縛りがあるプランでは、更新月以外に解約すると違約金(通常5,000~11,000円程度)が発生します。乗り換えを考えている方は、契約内容の確認をしっかり行うことが重要です。
メールアドレスが引き継げない
光コラボ事業者を変更(事業者変更)した場合、前のプロバイダで使っていたメールアドレスは基本的に利用できなくなります。仕事や連絡先に使っていた場合、大きな支障になることも。
ポイントや特典の引き継ぎができない
長年かけて貯めてきたポイントが、乗り換えによってリセットされてしまうケースがあります。例えば、dポイント、OCNポイント、楽天ポイントなどは、解約とともに失効する可能性が高いです。
ルーターの返却・準備が必要
レンタルルーターを利用していた場合、解約時には返却が必要です。新しい光コラボ先に引き継ぎができないため、自分で新しいルーターを準備する必要があります。
事務手数料が発生する
事業者変更を行う際には、通常3,300円(税込)の事務手数料が発生します。さらに、プロバイダによっては初期費用として別料金を請求される場合もあります。
悪質な勧誘・サポートの質に注意
一部の光コラボ事業者では、強引な電話勧誘や分かりづらい契約条件を提示してくることがあります。サポートの対応が悪いケースもあるため、事業者選びは慎重に行いましょう。
私の体験談:OCN光から乗り換えで痛感したデメリット
私は以前、OCN光から別の光コラボへ事業者変更を行いました。乗り換え自体はスムーズでしたが、いくつか困ったことがありました。
- メールアドレスが使えなくなった(プロバイダアドレス)
- OCNポイントがすべて消滅してしまった
- レンタルしていたルーターを返却、急ぎで新しいものを購入する羽目に
さらに、新しい回線では夜間に速度が著しく低下。調べたところ、IPv6非対応だったのが原因でした。結局、1年後に再度乗り換えることに…。契約前の下調べの重要性を痛感しました。
デメリットを回避するためのチェックポイント
- 契約前に料金プランと違約金の条件を細かく確認する
- IPv6対応の光コラボを選ぶ
- 乗り換え時にメールアドレスやポイントの引き継ぎを確認
- サポート体制の評判を事前に調査
まとめ:光コラボは進化したが、注意は必要
光コラボは以前に比べて制度も安定し、選択肢として十分魅力的です。しかし、見落としがちなデメリットも依然として存在します。特に、契約・解約時の条件、通信品質、サポート対応などは要チェックです。
自分に合ったサービスを選ぶためにも、事前にしっかりと情報収集を行い、納得した上で契約するようにしましょう。
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